西日本大学OB・OG囲碁会

梔王第二十四号( 2018年9月発行 )

会長ご挨拶

 西日本大学OB・OG囲碁会は、今年で29年になります。
 皆様の御蔭を持ちまして、本会が継続できていることに感謝申し上げます。
 来年は、30周年です。適した場所があれば総会の後に懇親会を開催したいと思います。
 私は、会長を拝命して、4期目に入ります。長年、会長を経験すると、人との繋がりができてきていると感じます。5月に済州島で行なわれた日韓戦の後に、韓国の張さんとハルラ山に登りました。また、囲碁教室にお邪魔して、院長の康さんや沢山の子供と対局しました。
 当会の主な活動は、総会の開催、東西対抗戦、韓国との交流戦及び学生への支援です。
 会報には、活動報告、会計報告を載せています。改善すべきところ、新たな企画があれば提案お願いします。

 今年、全日本大学OB・OG囲碁会が、誕生しました。これまでは、東日本大学OB・OG囲碁会と西日本大学OB・OG囲碁会から日韓戦のための活動資金を確保していたのですが、運営面も含めた全日本大学OB・OG囲碁会会則を作成し、5月の日韓交流戦から活動が始まっています。
 これまで、学生の関西中部対抗戦や四地区対抗戦に支援をしてきました。その四地区対抗がしばらく途切れ、新たに九州・中四国・関西の西日本学生対抗戦を学生が企画してきました。囲碁部の存続が危ぶまれている大学や既に廃部になっている大学がある中で級位者を含め囲碁人口を増やす企画を進めていることに心を打たれ、学生に対する支援を再開することにしました。本OB・OG囲碁会の若手参加者を増やす一助になるものと思います。

 今回もまた、本因坊戦を見ながら、挨拶文を書いています。本因坊の三々入りが、また、登場しました。柯潔九段や強い人が、三々入りをよく打ちますが、強いから勝てるのです。誰かが、三々入りは、良くないと証明してくれることを期待しています。
 私は、強い人の真似をしようとは思いません。強い人が、何故、そう打つのか理解できないから、その後が上手く行きません。私は、自分なりに考えた手、思い浮かんだ手しか打てません。しかし、誰もが気が付かないような一手を一局の中で打てるように心掛けています。
 皆様、楽しく囲碁を打ちましょう。

西日本大学OB・OG囲碁会会長
河井正夫